【F1日本GP観戦記2019】日曜:予選と決勝のダブル開催DAY!ホンダ応援席から
2019年のF1日本GP観戦記、予選と決勝が同時につまった日曜のレポです。
このページの目次
【F1日本GP2019】異例の予選・決勝同時開催DAY
間が空いてしまいましたが現地観戦レポです。
F1本線の日曜日は、台風の影響で前日の土曜日が中止となったため、予選と決勝が同時に開催されました。
日程は大きく変更されて、F1以外のイベントはほとんどが中止に。そして全てを詰め込んだ日曜日、午前10時からは予選、午後14時からは決勝レースという詰め詰めのスケジュールに。
このような開催の場合、予選で何かあってマシンがクラッシュしたりすると、決勝の走行が極めて難しくなります。
そんなことを実感させられた日でした。
今回も、朝から時系列に体験記を書きたいと思います。
昨年はグランドスタンドV1席参加で1日グラスタ広場にいましたが、今年はC席なので逆にC〜逆バンク側の状況をお伝えします。(グラスタ情報はありません)
朝は5時出発、7時開門(早まった)
鈴鹿の朝は早い。
通常であれば8時開門の正門が、この日は予選の午前開催を受けて、予定より1時間早い7時に開くことに。
我々は車で四日市から向かいます。
みそのモータープールという裏手の駐車場からサーキットへは少し遠い(徒歩30分)ため、正門へのバスが出ています。
このバスが6時から動いているので、その始発便に乗って正門へ。
開門の45分前に鈴鹿サーキット正門へ着くと、すでに去年と比べて多くの人が!
すでに正門前の広場は人で埋まっており、ボーリング場へ続く道に並びます。
ここから1時間は、スポーツ新聞の朝刊を配る販売員さんが来たり、SNSをチェックしたり、友人と今日のレースについて話をしたりして待つ時間。あっという間です。
この日は「ハミルトン、東京いかなかったらしいね」とか「フェルスタッペンとみんなでFIFA(サッカーゲーム)やってたらしい」とか。
ドライバーのオフ日の過ごし方など、土曜レースがなくてもネタは尽きません(笑)
並んでる途中に、ツイッターの内容を見て近くの列に並んでいたフォロワーさんとお話ししたりしました。
鈴鹿は大規模なオフ会ですね、ほんと!
白子からのバスについての情報
白子のバス待ちやばい。こんなに混んでるGP久々だ。 #JapaneseGP #f1jp #SuzukaF1 pic.twitter.com/9Rbr6z6Rm1
— ゆずゆず (@formula_red) October 13, 2019
さて、ここで白子から鈴鹿サーキットへのバスについての情報。
木曜〜金曜は平日で通勤時間帯のため、朝晩のバスは非常に混むし遅いです。
しかし!土曜と日曜は通例ならば送迎バスは専用レーンを通るため、非常に早い。
しかも観光バスをめちゃくちゃな数動員するので、輸送能力もすごいです。
上記のTwitterではすごい人が並んでますが、同じ状況の木金よりはずーっと早く輸送していたようですよ。
いよいよ開門!〜予選前
ここからは、予選までと予選、決勝に分けて書いていきます。
先ずはパウダールームへ・・・
7時を待たずに早めに門が開き、遊園地エリアを通り過ぎて、サーキットのグラスタ前まで列が移動。
7時の開門のときには、遊園地先のサーキット目の前までこれました。
この日もレッドブルヤンキー浴衣を着用予定の私。朝が早すぎて面倒だったので、すっぴん私服で全部持ってきました!
女性専用パウダールームが、エアコン効いてて快適だと金曜に下調べしていたので、まずはパウダールームへダッシュ。
C席付近にあるのとは別に、グラスタ横(正門すぐ左)のトイレ前にもあるのを知っていたので、無事確保。
コンパニオンのおねーちゃんたちが、キッツイ会話(笑)をしながら綺麗にお化粧する中、浴衣に着替えてメイクしていたのでした。
(コンパニオンの気の強いねーちゃんたちさぁ、初めて鈴鹿サーキットに来たJKを「初心者丸出し」とか言っていじめてんじゃねーよー・・・こういうこと言うから初心者減るんやぞ。あと若さに嫉妬するのは醜いぞ)
グラスタは人、人、人!異様な混みよう
身支度を整えた頃には、グランドスタンド広場は人でいっぱいに。
予想はしてましたが、これはすごい。おそらく午前に予選が入ったので、何が何でも朝一で来なければならなくなったためでしょう。
入場者数は去年から1割増だったようですが、実際に1万人近く増えるとなるとこうも違うものでしょうか。体感ではずっと賑わってる感じしました。
お土産は、これる人なら土曜や金曜、木曜に買いましょう!w
SNSをチェックすると、Twitterで知っているいろんな方が集結していたようですが、私は今日はサーキットの向こう側(C〜D席側)に1日引きこもると決めていたので、あまり人とは会いませんでした。
しかし、C〜E、逆バンク側でも1日過ごせることが実証できましたよ!(笑)
A〜Bエリアを通ってC席側へ
さて、サーキットの向こう側に行くには
- A〜B席からぐるっと左回りで行く
- 逆バンクトンネルをくぐっていく
の2通りがあります。
今回はA〜B席側からぐるっと。
金曜日B席エリアのステーキ丼が美味しかったので、また同じ店で朝から牛串を買う(笑)
お昼までの腹ごしらえです。
その後は逆バンクオアシスでテント付きの椅子に座って、iPadで金曜日の観戦記を書くことにしました。
C席側でくつろぐには、基本的に自席にいるしかないのですが、午前中のC側エリアは真正面から光を受けるため、ずっといるのは消耗して辛い。
そんなときは、少し大きめの飲食エリア(テントの屋根付き)がある逆バンクオアシスへ。
軽く何か食べながら時間を使うことができます。
混んでいる日はお昼を先に確保が◯
この日は間違いなく昼間の飯がパンクすることが予想できたので、先にご飯を確保することに。
暑いですので、食中毒になりそうなメニューは(ないと思いますが)避けましょう。
この日はがっつり香辛料を使った韓国料理系のダッカルビ丼をチョイス。これなら昼まで安心して持つね。
結果的に、この日のお昼は長蛇の列で食べ物にありつくのが難しかったようなので、正解でした。
予選〜ドライバーズパレード
最高速のF1カーが目の前をブンブン
10時からの予選の頃には、ものすごい風。
朝から台風の吹き返しで風がすごかったのですが、時間を追うごとに風が強くなっていき走行が心配されてました。
結果は、ご存知の通り気まぐれな突風に煽られたドライバーがコースアウトやクラッシュ・・・。
クビサとマグヌッセン。不運でした。あとライコネンもか?
こればかりはドライバーにはどうしょうもない。
クビサは大きなクラッシュで決勝の参加が危ぶまれましたが、ウィリアムズは本当によく頑張ってくれて、後の決勝にはなんとか出れることに。
C席からの眺めは良く、1コーナーから飛び込んでくる車がよく見えました。
ここではすでに車は減速はしていますが、その分カーブの立ち上がりが見え、チームごとに違う実力を目の当たりにすることができます。
予選後は、すぐにお昼の移動!
予選の後、即ダッシュで昼を買いに行った友人は、なんとか無事にお昼を買えたらしいです。
それ以外の人々、とくにグラスタ側に移動した人々は、まるで「入場規制のかかった新宿駅のホーム」のような混みようだったみたいです。
私はお昼は持っていたものの、陽の当たらない場所で食べたくてさまようことに。
Cエリアで一番きついのは日差し!!!
普通なら、テント付きのベンチが結構あるんですよ。それを期待していたんです。
しかし前日の台風のせいで、テントの屋根系は全て撤去されていたんです。逆バンクの大テントのみが稼働状態。
ホンダ応援席の大きなドライバーバルーンも、風速が限界を超えたため早々に撤去されてました。残念〜!!
日にさらされると午後の体力を奪われるため、自前のピクニックシートを敷いてなんとか草むらの陰へ隠れてご飯を食べました。
頭にダンボールF1カーをのっけた、にっし〜さんたちに偶然声をかけてもらえて嬉しかったです(笑)
狭くて人が多くて、ほんとろくに交流できなかったですね、この日は〜!
ドライバーズパレードとマックスの心意気
ドライバーズパレードでホンダ勢が応援席に来てくれました!
マックスは、必ずポディウムを取ると言ってくれて泣きそうなりました!!#JapaneseGP #f1jp #F1観ようぜ pic.twitter.com/SAmjYkmuEP— フェニックスA子@F1観ようぜ (@phoenix_ako) October 13, 2019
この日は12時半からドライバーズパレード。
ドライバーが通り過ぎていく中、Cエリアの前ではホンダ勢の4人が車を降りてインタビュー。
マックスの
「表彰台に必ず上がる!!!」
というコメントに涙。C席は大いに盛り上がり、「おぉ〜っ!!言ってくれた!!(言いやがった!)」という反応でした。
オチがついてしまいましたが、この時は本当に盛り上がってましたよ。
決勝
開催前に飛んでいた、ホンダジェット。本物が動いてるのは実はすごいことなんだとか。
ホンダジェット。
本田宗一郎の魂。#JapaneseGP #f1jp #HONDA #PoweredByHonda pic.twitter.com/tMPrBTLlhX— フェニックスA子@F1観ようぜ (@phoenix_ako) October 13, 2019
いよいよスタート!ご存知悲鳴のC席で・・
マックスやっちまった、、!!!!
スタート#JapaneseGP #f1jp #F1DAZN pic.twitter.com/gVpJFGSsT5— フェニックスA子@F1観ようぜ (@phoenix_ako) October 13, 2019
決勝がスタートしてからほんの数秒間、C席は最高潮の熱気に包まれてました。
1LAP目の1コーナーを回ってくるところ、ここがボルテージ最高潮になると思います。
例のクラッシュは、まさにその時に起きてしまいました・・・・
本当に皮肉にも、ホンダ応援席の目の前で回るフェルスタッペンの車。
悲鳴を上げるファン、呆然とレースに戻るフェルスタッペンを見つめるしかない。
これはドラマでしたね、よくあるF1ドラマのワンシーンでした。
あれから1週間、ルクレールがフェルスタッペンファン(ホンダ党?)から必要以上の非難を浴びたり、それにルクレールファンがブチギレて言い返したりと恒例の「F1ファン間の戦争」が起こってました。
が、それももう落ち着いた頃にこれを書いています。
どんな悲劇もその年のレースを振り返るとドラマだなあと思います。
それでも、今回のファンの双方が荒れに荒れたのは、皆目の前で起こった現実として目の当たりにしたからだと思います。
私もマジで泣いてましたからね。
その怒りと悲しみは全部アレックス(アルボン)にぶつけて応援しました。
このリアリティこそが、現地観戦の醍醐味だなあと思います。
S時立ち上がりのチーム差は現地観戦ならでは
F1の現地観戦が初めての人や、逆に少し慣れてきた人に、このC席は推せます。
一番熱い1コーナーがなんとか見える位置でありながら、その後のカーブの性能が目の当たりにできる。
車同士が競い合う部分ではありませんが、いろんなチームのカーブの挙動を定点的に比較できるからです。
マシンによってエンジンの音が違うことや、立ち上がりのスピードが違うことが同じポイントから見てるとわかるんです。
Twitterでも言いましたが、ウィリアムズは本当にかわいそうに思いました・・・
ウィリアムズの本気の速度が、他の車でいう「予選で助走してるラップ」並みの速度に感じるのです(体感)。
これについては色々と反応もいただきましたが、最高速度で走るF1のマシンは、1つ1つのパーツの出来が非常にシビアに結果に現れるのですね。
CからD席にかけてはそんな部分が観れると思います。
旗を振る!団扇を振る!
ホンダ応援席では、レッドブル&トロロッソが前を通るたびに応援の声がかけられ、旗が振られていました。(私は自作の似顔絵団扇を振ってました)
それが、フェルスタッペンがいなくなったことでみな明らかにテンションが下がっていたのです。
中盤からはもう、旗もまばらで元気がなくなり。
気持ちはわかるけど、アレックスを、ガスリーを、クビアトを応援しよう〜!!!!っていう一心で応援していました。
もうアレックスにかける!!!
いけ!!表彰台に乗れ!!#JapaneseGP #f1jp #F1DAZN— フェニックスA子@F1観ようぜ (@phoenix_ako) October 13, 2019
リアルに感じるタイムギャップ
目の前を走り抜けるアルボンカーが、前の車から何秒後か。それを体感で測ります。
トップ3のベッテル、ボッタス、ハミルトンから次のアルボンまで、後半になればなるほど気が遠くなるような時間が過ぎました。
「え?アルボンまだ来ないの?」
って思うほどです。今のF1には、TOP3と第二陣だけでもそれだけの実力差があることを痛感。
アルボン、ルクレール、フェルスタッペンは序盤にマシンにダメージを負っていたので、前の3人についていけないのは、そのせいもあります。
前とは残酷なほどタイム差が開いていて、一生懸命走るのを見守るしかなかったです。
チェッカー目前?でペレスが・・・
この日のB~C席はある意味盛り上がる場所でした。最終ラップでペレスが目の前に激突。
現地で見ていると、クラッシュが起こった時に誰が原因だったのか、どうなったのかはよくわかりません。
「解説がが聞こえない」という話を聞きますが、これはラジオを持参してイヤホンでカバーします。
そのラジオからの現地音声で状況を知ります。ガスリーと接触したペレスが最終ラップでリタイア。
結果的に最終ラップは無くなったため、ペレスは無事完走となりました。
おかげで、ガスリーが責められることから回避できたのは良かった良かった。
レース後はディスプレイを見てマッタリ
C側からは、表彰台は全く見えません。
レースが終わってからは、インタビューや表彰台の空気をラジオとディスプレイから感じます。
これは、正直あまり伝わってきません(笑)この辺りが楽しみたい方は、お金を出してV1/V2を買うか、近いAや最終コーナー側を買うと良いでしょうね。
(グラスタ広場では、恒例のオークションで盛り上がっていたようです。昨年は私も見ました→去年の日曜観戦記へ)
反対側のC側の人は、自席からまったりとディスプレイを見て過ごします。
レースが終わったあとは、決勝丸ごとリプレイを流してくれるそうなので、混雑を避けるためにそれを見ながら、飲みながら和むのも良いみたいですよ。
我々は適当に逆バンクゲートから出て、みそのモータープールまで徒歩で帰りました。
途中、こちらからはビアンキが事故を起こした現場に花を添えることができます。
先日のF2事故のユベールを思いながら、ビアンキの現場にも手を合わせてきました。
レース直後の道路は普通に激混みで、まず駐車場から出れない(笑)
四日市まで2時間くらいかかったんじゃないかな。車を出してくれた友人、本当にありがとうございました!
決勝の後に食べたやつ。邪道だけど塩味(ほんとはもっとタレっぽい)。
F1民でめっちゃ混んでて1時間くらい待ったけど、美味しかった(笑)
観戦記は一旦おしまい
今回のF1日本GPですが、私フェニックスA子は北海道の札幌から参戦してました。
チケットを買った頃には東京に住んでいたのが、色々私生活に変化があり、夫の地元である札幌に引っ越したので。
来年からは少し行くことは難しくなるかもしれません。
その分、イラストや漫画を描いて応援しようと思います。
現地からの鈴鹿観戦記は、2019年はこれでおしまいです。
来年は無いかもしれませんね。(断言はしませんが)
その分色々描いていくので、現地の人はぜひSNSでまた楽しそうな様子を流してください!
LINEチャットルームでは現地勢もそうじゃ無い人も、あわせていろんな会話を楽しんでいますので、こちらも是非どうぞ。(読むだけの人も多く、普段は静かです、お気軽に。)
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