【F1ドイツGP】ホンダW表彰台!雨でクビアトがストロールが大活躍

2019年F1第11戦、ドイツGPのイラストと感想です。今回は雨のフルウェットレースで大波乱の展開となりました。そしてそれを制したのは、まさかのホンダダブル入賞。

 

【F1ドイツGP】クビアト祝!ホンダダブル表彰台

ドイツGPを制したのは、マックス・フェルスタッペン が優勝、そしてP2は最後尾スタートからのベッテル、P3はトロロッソ・ホンダのダニール・クビアトでした。

雨のレースでは全ての順位に大波乱があり、最後の最後まで誰が勝つのかわからなかった。その結果生き残ったのが、クビアトだった。

そんなレースでした。

イラストの下の方に描かれているのは、リタイアやペナルティを食らったドライバー達です。(ストロールを除く)

 

珍しいフルウェットのレース

ドイツGPは天候に苦しめられました。

ヨーロッパ全体を襲った熱波の影響で、フリー走行初日は40度近くの高温。フリー二日目と予選日は暑さは和らぎ、そして決勝ではまさかの大雨。

こんな難しいコンディションでは、マシンをまともに動かすだけで至難の業でした。

決勝が始まるときには、ウェットタイヤを履いて水煙が上がり、何も見えないくらいの雨。

そしてレースが進むごとに雨が止んだり降ったりを繰り返し、その度にタイヤを替えるめまぐるしいレース展開に。

このタイヤ交換が最大の見所でしたね。

 

雨の時のタイヤ交換について

雨が降ると、インターミディエイトとウェット、二つのタイヤから選ぶことになります。

より濡れた路面に強いのがウェット。こちらの方が遅いです。

最初はウェットスタートが多かった車も、状況が改善したらインターミディエイトや普通のタイヤ(スリックタイヤ)に履き替えていましたね。

(この辺は初心者講座か中級者講座?にも追加したいところ)

タイヤ交換だけで大きくタイムロスをしますが、1周につき1秒以上も違ってしまうとその差は歴然としてしまうので、1人が交換するとみんなが続いてしまうのです。

 

相次ぐクラッシュでセーフティカーが大きな要素に

今回大きかったのが、クラッシュによるセーフティカーの出動。

セーフティカーは、誰かがクラッシュしてコースを走行すると危険な状態になった時に出てきます。セーフティーカーが出てくると、全員減速して追い抜き禁止となります。

そのタイミングでタイヤを交換すれば、普段よりも影響が少なくてすむのです。

タイヤ交換に同じだけの時間かかっても、全員が遅く走っていれば影響は少ないですからね。

セーフティカーが入ったタイミングで、次々とみんながタイヤを替えていたのはそのためです。

今回のドイツGPでは、多い人だと5回はタイヤ交換してます。

ベッテルがP20から出発してこれだけ上まで行けたのも、セーフティカーが度々入ったことが大きな手助けとなりました。

(逆に、前を走る人には不利にもなります)

 

ストロールとクビアト

レーシングポイントのランス・ストロールは最終的にはP4でしたが、一時はP1でレースをリードする存在にもなりました。

みんながタイヤ交換で下がっていく中、彼はベストなタイミングでぴったりのタイヤに交換できたことが大きかったです。

そしてクビアトは、偶然にも得た位置を守り抜きました。クビアトがP2を守れたのは、後ろにいたストロールがボッタスその他を長い間抑えていたこともありました。

一般的には、メルセデス・フェラーリ・レッドブルを除くチームは車的に不利です。同じ条件で走ると簡単に抜かれてしまう。

そんな中、雨の路面の悪い状況、乾いている面が少なく自由なラインを走れない状況などを利用して、ストロールが格上のボッタスやベッテルを長い間抑えたことは、F1の面白さを見せつけてくれました。逃げ切ったクビアトも同じですね。フェルスタッペンに離されず、よくついて行きました。

またこんなレースを見たいものです。

 

今回は色々と起こりすぎて書ききれないのですが、感想記事はひとまずここまで。

書ききれなかったことは漫画や他の記事でかけたらいいなと思います。

 

[dazn2]

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フェニックスA子

F1まんがクリエイター(アラフォー)。イラストと漫画を描くのが好きです。映画RUSHを見てF1を知り、そのまま沼にはまりました。スポーツは拳で殴り合いたいタイプなので硬派なドライバーを応援しがち。

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