【F1感想】ドイツGP2018、地元ベッテル無念・・・結局ハミルトン持ってるね
2018年ドイツGPの感想記事、地元GPだったベッテルがまさかの自滅リタイア、そして予選でヘロヘロだったハミルトンが、最後尾レベルの出発からの優勝という結果に。
大変ドラマのあるグランプリでした。
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予選と真逆?!ベッテルの無念、ハミルトンの笑顔
今回の波乱は、フリー走行3〜予選から始まりました。
ハミルトンが体調不良を訴えてフリー走行3を欠席、そして予選でコースアウトしてQ1でリタイア。
ハミルトンが普段は絶対見せないような運転ミスに、車を降りてからうなだれる様子。
昨年までチームメイトだったロズベルグも「こんなハミルトンは見たことない」というほどの話題になっていました。
決勝では元気に出てくるかな・・?とみんな心配していたわけですが。
結果は優勝。いつものハミルトンに戻っていましたね。
そして、決勝はポールポジションからはじまったベッテルは、雨のせいもあり、結局自爆してリタイア・・・。
これは辛い。辛すぎる。
壁に激突してからの涙目の無線がせつなかった・・・ような気もするのですが、実際ピーピー言っててほとんど聞こえませんでしたw
ライコネンとベッテルが冷戦?フェラーリ勢
フェラーリ勢の二人は波乱の展開でした。
レースの途中までは、ライコネンが調子良く首位を走ってましたね。
その後ろから迫ったベッテルが、遠回しに「ライコネン遅いんだけど、どけてよ(意訳)」みたいなことをチームラジオで言っていたのが、なんともヒヤヒヤしました。
ベッテルvsライコネンで冷戦か・・・と。
【F1-Gate】 キミ・ライコネン 「チームオーダーならはっきり言ってくれ」: キミ・ライコネンは、F1ドイツGPでのフェラーリからの無線での指示がセバスチャン・ベッテルを先に行かせてほしいのかはっきりしなかったと不満げに語った。… https://t.co/IDuODVlIZE pic.twitter.com/yffudxjfxx
— トロロッソ・ホンダ NEWS (@F1JP_News) 2018年7月23日
ライコネンは試合後、この件について
「(ベッテルに順位を譲れというなら)はっきり言って欲しかった」
と不満をこぼしていたようです。
ライコネン紳士なので、譲れと言われたらきちんと譲るでしょうしね。(去年は、譲れと言われても譲らないメルセデスの人もいましたが・・www)
天候とタイヤ戦略がメインのGPに
今回のドイツGPで一番面白かったのは、やはり天候とタイヤ戦略でしょう。
あと20分後に雨が降る予定・・・とリアルタイムで天候予報が入って、そこから雨がポツポツと落ちてきて、タイヤチェンジのドラマ。
リアルタイムに変化が見られて、F1らしく面白いレースでした。
フェルスタッペン痛恨のタイヤチェンジ失敗
そして、ファンとして痛かったのがフェルスタッペンのタイヤチェンジ戦略の失敗・・・><
一番に雨用タイヤにチェンジしたマックス、実際には雨がそうでもなかった&ライバル勢がウルトラソフトで抜いていく現状に、再度ウルトラソフトにチェンジ。
これだけでピット2回IN・・・真っ先に動いた裏目に出ましたね。
こういうのがF1は面白い。(ファンとしては辛い)
実際、コーナーによっては雨が降っているところもあれば、そうでもなかった箇所もあったようで、ライコネンもインタビューでそのことについて触れて、「グリップがある所とない所があって難しかった」と言っていました。
ライコネンは無茶してスリップするような走行はしないので、順位を落としても慎重にいっての3位。
ベッテルはカーブで曲がりきれずコースアウトのリタイヤでしたが、後にフェルスタッペン(今年はクラッシュのプロ)が「あれは誰でもスリップする可能性があった、仕方ない」とベッテルを援護していたのが印象的でした。
ウルトラソフトでスリップ続出
レースは雨の中どれだけソフト系のタイヤで持たせるかというチキンレースになって、スリップが続出。
まずルクレール一人で回転ショー。
回転してそのまま再度走行しだすという魅せ技やってましたw
そしてペレスも回転ショー。
ベッテルは壁に激突。ハンドルをバンバンして悔しがる姿が印象的でした・・・。
観客席の目の前に突っ込んで、オランダ観客勢(フェルスタッペンファン)大喜び。ひどい。w
メルセデスのハミルトン&ボッタスは、ウルトラソフトでうまく粘ってましたね。さすがと言わざるを得ない。
結局、タイヤチェンジ合戦で功を奏したハミルトンがトップに残って、あとは勝手にピットインして順位を下げる流れに・・
ハミルトン、ほんと持ってますね。優勝。
今回は表彰台をゆっくり見る暇がなかったので、感想はここまで。
次回は(もう今日からですが)夏休み前最終レースのハンガリーGP、7/24日からです!