【F1感想】日本GPメルセデス以外大荒れ、フェルスタッペンがフェラーリを撃墜
F1日本グランプリの感想、安定のメルセデスワンツー、そして波乱の3位は大暴れしたフェルスタッペンでした。
私は現地で観戦してましたが、帰ってゆっくり見直したので改めて感想をまとめます。
日曜の観戦記と多少被っているところもあると思いますが、こちらのほうが詳しく書いてます。
このページの目次
【F1日本GP】メルセデスが別世界の速さ、3位争いはフェルスタッペンに
F1日本グランプリ、2018年の結果は圧倒的な速さを見せたメルセデスがワンツーを占め、ハミルトンが1位、2位がボッタス。
そして3位は、序盤からフェラーリのライコネンとベッテルの2台と、当てた/当てられたで揉めたフェルスタッペンとなりました。
4位は惜しくもリカルド。5位はライコネン、6位はベッテルです。
上位から綺麗にチームカラーに分かれて、メルセデス→レッドブル→フェラーリの順になりましたね。
日本が第二のホームとなるトロロッソ・ホンダは、エンジンの新たなスペック「スペック3」に期待されるも、戦略ミスなどで振るわず、ガスリー11位、ハートレー13位となりました。
日本で大人気のフェラーリが2台とも接触
F1日本グランプリで特に人気のチームは、今年からホンダのエンジンが載ったトロロッソ・ホンダと、いつも人気のフェラーリ。
そのフェラーリは、1周目でライコネンvsフェルスタッペンが接触、そしてまもなくフェルスタッペンvsベッテルの接触。
二台とも傷を追うはめに。
私はフェルスタッペン激推しなので大変心苦しいのですが、いつもの問題児フェルスタッペンでした(汗)
現地も大荒れ
現地の大型スクリーンでは、ライコネンやベッテルの衝突映像が映ると大きなどよめきと悲鳴があがり、マックスの5秒ペナルティが発表されると拍手が起こっていましたね。
日本におけるフェラーリの人気の強さがよくわかります。
(レッドブルファンとしては大変遺憾ですが)
ライコネンvsフェルスタッペン
わずか1周目で、ライコネンとフェルスタッペンが接触。
コースを外れたマックス(自爆)が、コースに戻る際に勢い余ってライコネンのラインに横から突っ込んだ形になりました。
ライコネンはマックスを避けるため、押されるような形でコース外へ。
あれはどう見てもマックスが悪いと思うので、見ていて頭を抱えるしかありませんでしたが・・・
ゴネるマックス(21)
フェルスタッペン本人は無線で「自分は安全にコースに戻っただけだ」と発言し、観客からはブーイングでしたね。相変わらずです(擁護できない)
インタビューでも似たようなこと言ってたような・・><
ライコネン自身は、レース後に「縁石に乗り上げて跳ねてしまったら、曲がろうと思っても曲がらないこともある」といった大人のコメントをしてました。
ライコネン、器が大きいなぁ・・・。
この件で、フェルスタッペンは「コース逸脱から戻るときにライコネンの前に入った」ことで5秒のペナルティになりました。
マグヌッセンvsルクレール
さらに2周目、ストレートで前を走るマグヌッセンが謎の横ぶれブロックを発動し、後ろのルクレールがそれに追突。
マグヌッセンはタイヤがバーストしてしまい、交換するもマシンがおかしくなったためリタイヤ。
ルクレールはその後ボロボロになったウィングを交換後、レースを続行。しかし最終的には後半40周に、トラブルでリタイヤしてしまいます。
ルクレール、だいぶ強めにマグヌッセン批判してるね。あれってフェルスタッペンが過去にやってたブロックなのか
「バカは永遠に治らない」とルクレールhttps://t.co/ypZGiBLBHS
— フェニックスA子@F1鈴鹿観戦記 (@phoenix_ako) 2018年10月9日
ベッテルvsフェルスタッペン
8周目にスプーンカーブでベッテルとフェルスタッペンが接触。
先にコーナーに入ったフェルスタッペンのイン側にベッテルが突っ込んで来たように見えましたが・・・
フェルスタッペン「ベッテルが焦って無理をした」
ベッテル「彼が内側を開けずプッシュした」
とお互いを批判。
SNSなどを見ていると、ベッテルが焦ったという声の方が優勢に思えますが、ベッテルの怒りはおさまらず、後にメディアに向かって「彼と直接話し合うべきだ」と発言しています。
ベッテル19番手までダウン
実際、ベッテルはこの接触でスプーンカーブ外にはじかれ、隊列に戻るタイミングがなく19位まで順位を落とし、表彰台争いは絶望的になってしまいました。
一方、フェルスタッペンは弾かれ方が良かったため、そのままコースへ戻りレースを続行。
どちらに原因があるかはともかく、ベッテルが怒り心頭なのはわかります・・・。
レースが終わった後に、個人的に話し合いをしたいというベッテル。
ベッテルが「マックスあとで体育館裏に来い」って言ってる
ベッテル、クラッシュについてフェルスタッペンと”個人的”話し合いを希望 https://t.co/uU4nuDIjKN @MotorsportJPさんから
— フェニックスA子@F1鈴鹿観戦記 (@phoenix_ako) 2018年10月9日
早く落ち着くといいんですけど・・w
トロロッソ・ホンダの戦略ミス、予選の好成績がパァに
さて、トロロッソ・ホンダファン(ホンダファン)が大勢訪れているF1日本グランプリ。
会場はフェラーリの赤に十分対抗できるくらい、青い服の人がたくさんいました。
今年のホンダが本当に期待されていることがわかります。
そして、雨の幸運もあり予選で6位&7位を決めたトロロッソの2人は・・・
色々あってポイントを逃してしまいました(涙)
*今回のトロロッソ不調には、決勝日のエンジン設定にまつわるドタバタがあったようです。
ガスリーが決勝開始直前に、予定していたモード変更の許可が下りなかった件。
スペック3は使えていたけども、その他のオプション設定の変更が許可おりなかったとのことらしいです。
(教えてくださった方、ありがとうございます)https://t.co/PXBLdWVzoG— フェニックスA子@F1鈴鹿観戦記 (@phoenix_ako) 2018年10月9日
スタートでいきなり遅れるハートレー
今回は自己最高記録の6位からスタートしたハートレー。覚醒したか?!と期待されてましたが、新しいエンジン設定にまつわる混乱のせいか、出だしを失敗して遅れをとります。
1周目から10番手に。
その後もズルズルと抜かれてしまい、後半で戦うことになります。途中アロンソと抜きつ抜かれつの勝負を見せるも、あまり良い見せ場はなかったですね。
ストレートでは、前の車とかなり接近する場面も何度かあったのですが、抜ききれなかったようです。
個人的には、来年もF1で頑張って欲しいのでこのチャンスをモノにして欲しかったな〜。
最終的には13位。下位じゃないとはいえ、来期のシートが決まっていない身としては今後が厳しくなりそうな結果です。
戦略ミスに巻き込まれながらも健闘したガスリー
最近はタイヤマネジメントのうまさや、アグレッシブな追い上げで評価が上がって来ているガスリー。
来年はレッドブルに昇格することが決まり、日本のホンダファンの応援を一身に受けてます。
今回はほんとガスリーにたくさんの期待が寄せられていたと思うんですが・・・
スタートは成功するも、1回目のタイヤ交換が遅すぎたことで、タイヤが持たず大きくタイムロス。
Yellow, White, Red. #Fit4F1 pit stops summary for #JapaneseGp https://t.co/WlVfIn0rOV pic.twitter.com/PGvg8samet
— Pirelli Motorsport (@pirellisport) 2018年10月7日
最初に履いていたスーパーソフトを29周も引っ張ることに。(先に入ったハートレーも28周)
ピットイン後のタイヤは黄色いソフトタイヤ。
この日は夏日だった鈴鹿サーキット。半分以上の車がミディアムで安定して走っているところを、このタイヤ選択も賛否両論あったみたいですね。
最終的にタイヤが劣ったのか、終盤も終盤でサインツに抜かれてポイント県外の11位に転落。悲しい・・・。
ガスリーの走り自身は健闘していて、一時はセクター1で全体ファステストを記録していました。
来期、レッドブルの車に乗ったガスリーの運転が本当に楽しみです。
フェルスタッペンvsリカルドの終盤争い
今回はレッドブル2台の争いがギリギリのラインで白熱し、見ている方(特にレッドブルファン)にとっては、手に汗握る展開でした。
リカルドは15位スタートから素晴らしいオーバーテイクを見せ、終盤には3位のマックスにつけて4位まで浮上。
いっぽうで3位を走るマックスは、前半のライコネンとの接触のせいで+5秒のペナルティを持った状態。
(このペナルティを、タイヤ交換で消化したのかしてないのかで場内もめてましたが、結局ゴール後の消化だったようです。)
つまり、「リカルドと5秒以上の差をつけてチェッカーを切らないと、マックスは4位に転落」ということになります。
ボッタスに近づけないフェルスタッペン
一時は2位のボッタスと3位のフェルスタッペンのギャップが1秒台に縮まり、うまくすれば抜けるか?!と期待がかかります。
しかし、速い、速いよメルセデス・・><
ボッタスが本気を出すと、すぐに間を開けられてしまい追いつけませんでしたね。
フェルスタッペンの順位争いは、次第に4位のリカルドを意識することになります。
ストレートのタイム差は「5秒」を行ったり来たり
フェルスタッペンとリカルドに「5秒以上の差」がつくのかどうか、これは最終ラップまでわかりませんでした。
私はストレートで横から見てたんですが、徐々にリカルドが遅れていくのが見え、内心マックスファンとしては「やったぜ」と思っていたのですが(ごめんリカルドも好きだけどw)、ラスト2周前にリカルドが盛り返し、その差が4.4秒に。
残すは最後の一周。こうなると、もう「どちらがミスるか」の争いになります。
(この時実はボッタスとフェルスタッペンの差も0.9秒まで縮まってました)
まさかのガスリーが鍵に(?)
最後の一周、マックスがミスをしカーブで膨らんでしまい、ボッタスに離され・・・
そしてリカルドのペースが落ちてしまい、マックスを逃すことに。
これ、家に帰ってDAZNのF1ゾーン(ドライバーの位置がマップ上で観れる)を見直したら、最終ラップでリカルドの前にいるのってガスリーじゃないですか??途中で抜いてるけど。
弟分のガスリーが邪魔でペース落ちたってこと?
Oh・・・なんということでしょう・・・w
ガスリーが結果的にフェルスタッペンの味方をしたことになったんですね。
現地でこの辺が見えていた人、面白かっただろうなあ。
その他いろいろなネタ
そのほか、面白かったネタをいくつか。
ベッテルオーバーテイクショー
途中で19位に落ちたベッテル。そこから猛追を見せ、最終的には6位まで上がって来ました。
ベッテル怒涛のオーバーテイクショーは、最後まで見ている人の目を楽しませてくれました。
ドライバーオブザデイは、11UPのオーバーテイクを見せたリカルドとなりましたが、ベッテルも相当だったと思います。
(どこかに、ベッテルオーバーテイクショーの動画上がってないかな?)
ルクレール聖水
序盤のマグヌッセンとの衝突から立ち直るも、40周で車が壊れてしまいリタイアしてしまったルクレール。
来期はフェラーリドライバー、そして王子様のような見た目から人気が急上昇しているドライバーです。
40周でリタイヤしてしまった後に、車を降りて水を飲む姿が「美しい」と評判に。
世界中の皆様、ルクレールが飲んでいた水はこちらです。
This is the water that Leclair had drunk.#F1jp #JapaneseGP #F1 pic.twitter.com/wwaoHEqQg7
— ソフティー@XG750A (@sofuti_f1) 2018年10月7日
青空をバックにキマってますね!
この水(いろはす)が、ファンの間で聖水と崇められてました。おもろいw
完全に空気のハミルトン(最強)
今回、全くと言って話題にでてこなかったハミルトン。
途中無線で何か調子が悪いと言ってましたが、最後になって本気を見せて1分32秒台のファステストを叩き出します。
無線での内容も、陽動作戦じゃないか?とまで言われてましたね(笑)
邪魔しようにも誰にも追いつけない速さで、最初から最後まで1位でした。ボッタスが後ろから守っていたようにも思えますが、それ以前に、3位のフェルスタッペンはボッタスにすら追いつけませんでしたからね・・。
ハミルトン最強。
そして、後ほどF1公式があげた「ベッテルとフェルスタッペンの衝突画像」に「いいね!」するハミルトン(公式)
lewishamiltonさんが「いいね!」しました😅 pic.twitter.com/v82btC8hNs
— Rina (@rinaformula1) 2018年10月8日
これには笑いました・・本人が操作してんのかな・・?w
これです。
まとめ
F1日本グランプリ2018年、表彰台は次の面子でした。
- ハミルトン
- ボッタス
- フェルスタッペン
月曜日、友人にいただいたウィナーズカードがこちら!
今年は両面印刷だったようで!
裏の写真wwwwwwww
公式がクソガキの扱い方分かってる・・😇
— フェニックスA子@F1鈴鹿観戦記 (@phoenix_ako) 2018年10月9日
ハミルトンにいじられてるところ切り抜かれました。
今年も色々ありましたが、フェルスタッペンがまた入賞したので、やっぱりここは得意なんでしょうね。
来年もまた観に行きたいなと思いました。
*今回の鈴鹿観戦記は、日にちごとにまとめているのでよかったらご覧ください。(以下は、日曜日の記事です)
https://f1miyouze.com/f1/f1japanesegp-kansenki-sunday/
さて、次のグランプリはアメリカGP、10/20の0時(10/19深夜)からです。