【F1イタリアGP予選】史上最もネタになる予選、ルール改定必至
2019年F1第14戦、イタリアGP予選のイラストと感想です。今回は史上稀に見る最悪な結果となってしまいました・・・。
【F1イタリアGP予選】Q3でまさかの8人タイムアウト
2019年のF1イタリアGP予選は、なんとQ3で8台もの車がタイムアウトとなってしまいました。
どうぞどうぞの譲り合いになった原因は、トゥ(スリップストリーム)=つまり前に立つ順番の譲り合い。
他の車の真後ろに入った方が空気抵抗が減って速くなるので、誰も先頭に立ちたがらなかったんです。
自転車レースでも疲れないために隊列組んでますけど、あれと一緒ですね。
動画はこちら
It was a crazy end to qualifying…#ItalianGP 🇮🇹 #F1 pic.twitter.com/tF93FfXT2c
— Formula 1 (@F1) September 7, 2019
こちらが予選Q3最後の動画。
ライコネンのクラッシュによる赤旗が解除されてからしばらく、残り2分で全車一斉にグリッドに出ています。
この時点で既に時間ギリギリ。
さらに、先頭になってしまったヒュルケンベルグが先頭を回避しようと無意味なコースアウト。
だが、次に続くストロールがあえてそれを待ち、またヒュルケンベルグが先頭に。
そこからは全員がノロノロとすすみ先頭になるのを嫌がり、抜け出したのがルクレールとサインツ。
この2台だけが、結果として予選を走り切ることができました。
他のメンバーも時間が間に合わないことを知って前に行きたがりましたが、車が詰まっているので行けず・・・後方8人全員でタイムアウト。
チームラジオ
こちらはQ3最後の方でのチームラジオ。
That crazy end to qualifying…
The team radio edit 📻 #ItalianGP 🇮🇹 #F1 pic.twitter.com/cobiEhssmp
— Formula 1 (@F1) September 7, 2019
チーム側は状況を把握しているため、「このままでは間に合わない、はよ前いかんかい!!」みたいなことをドライバーに連呼しています。
そうばいっても、前が詰まってていけねーよ!というやりとり。
抜け出ることができたのは前のルクレールとサインツだけ。
そして敢えて前との車間距離を取ろうとしたヒュルケンベルグが本人自身もタイムアウトというアホすぎる結果に。
同じことが過去にもあった
実はこれと同じことが過去に何度もあったんです。2019年もありましたが、2018年の同じイタリアGPのQ3のイラストがこちら。
ボッタスを盾にしてハミルトンがつづき、さらにその後ろにフェラーリのベッテル、ライコネン。
結果はライコネンが最速となりポールポジションに。
毎回こんなアホ試合をしているようでは、ルールの改定は必至かもしれませんね。
酔っぱライコネン
※ライコネンは別に飲酒運転をしていたわけではありません。
今回のライコネンは、フリー走行でも看板に突っ込み、予選Q3でも看板に突っ込みました。その看板がこちら。
WHEN YOU DRIVE NEVER DRINK.
(飲んだら乗るな)
ハイネケンの看板ですが、飲酒運転に対する注意の看板。ライコネンが酒好きで常時飲んだくれていることはもはや有名ですが、2度も同じ看板に突っ込むのは流石に笑いました(笑)
しかしこれが原因のひとつとなって、予選の混雑が起こったとも言えます。全員がタイムを出せずに後ろに詰まってしまった。
もちろん、赤旗解除と同時にさっさと出て行けば良かったんですがね。
決勝は9/8の22時から。
今回本気のタイムを出せていないアルボンやガスリー、そして本命のフェラーリの2人に期待です!
[dazn2]