F1ドライバー紹介【2020】
2020年のF1ドライバーを雑に紹介します。細かいデータは公式やカタログを見てね!
年齢はシーズン当初のものです。
このページの目次
メルセデス【Mersedes-AMG】
ルイス・ハミルトン
ルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)、35歳。国籍はイギリス。
去年(2018年)の優勝でV5(F1チャンピオン5回目)を達成した、現代F1の無敵の王者。
メルセデスのスポンサーであるトミー・ヒルフィガー(アパレル)のモデルもこなし、パーティー好きで、エディ・マーフィーやネイマールJr.など世界中の著名人に友達がいる。
少し前まではワガママな破天荒チャンピオンという印象だったが、最近はメディアのコメントで常に周りに感謝したりと、だいぶお利口さんになった。
結構神経質な性格で、ビーガンだったり愛犬家だったり、SNSで個人的な主張を繰り返しては炎上したりと自由な感じ。
バルテリ・ボッタス
バルテリ・ボッタス(Valtteri Bottas)、30歳。国籍はフィンランド。
ハミルトンのセカンドというイメージを払拭しようとヒゲを生やして以来、覚醒して強くなっった。
過去にはハミルトンに順位を譲ることをチームから要求され、苦い思いをしていた時期も多い。
【画像は2018ロシアGP。自力で前にいたのに、チームオーダーでハミルトンに優勝を譲らされた。勝たされたハミルトンも心底気の毒そうであった。】
今年こそは自分が一番に・・・という思いは、2020年も果たされそうにない。
フェラーリ【Scuderia Ferrari】
シャルル・ルクレール
チャールズ・ルクレール(Charles Leclerc)、22歳。国籍はモナコ。
2018年にF1デビューし、1年でフェラーリのシートをゲットした猛者。女子に大人気のイケメン。
2019年には多くのポールポジション、表彰台をゲットし名実ともにフェラーリのファーストドライバーに。
ベッテルの離脱が決まった時、間髪入れずにTwitterで「ありがとう先輩!!!!」みたいなコメントを出した速さは、さすがファーストでした。
通称「王子」。
セバスチャン・ベッテル
セバスチャン・ベッテル(Sebastian Vettel)、32歳。国籍はドイツ。
ドイツ人だと思って見てると裏切られる、キャラはほとんどイタリア人。
明るく思いやりのある性格で、勝つと奇妙な歌を歌い、ふしぎな踊りを踊る。
しかしドイツ人らしくメカニカルに強く、エンジニアへの気遣いも忘れない。
頭に血がのぼると前の車に突っ込んだり勝手にスピンしたりと凡ミスを連発していたが、チームとうまくいかず契約は2020年までとなってしまった。次に行く場所は色々と噂されているが、まだ決まっていない。
レッドブル【Aston Martin Red Bull Racing】
マックス・フェルスタッペン
マックス・フェルスタッペン (Max Verstappen)、22歳。国籍はオランダ。
わずか17歳で最年少F1デビュー、18歳で最年少優勝を果たす。
父はF1ドライバーのヨス・フェルスタッペン で、幼い頃から英才教育を受けて育った天才児。
【画像は2018年オーストラリアGP。優勝のポーズは父のヨスと一緒だった(笑)】
カートの経験が長いからか、アグレッシブすぎるドライビングに、勝気すぎる性格が組み合わさり、F1デビュー後は長い間「ただの危険人物」であった。
年々実力が増し、今では立派なレッドブルのエースドライバーにしてハミルトンのライバル的存在。
母国オランダに大勢のファン軍団をかかえており、サーキットの一部はオレンジ色に染まる。
ハンドルを放すと、意外と控えめで神経質な一面もあったりする。
アレクサンダー・アルボン
アレクサンダー・アルボン(Alexander Albon)、23歳。国籍はタイ。
父はイギリス人、母はタイ人。アジア人で最もF1チャンピオンになれる可能性が高いと期待されている。
2019年後半から、ガスリーと入れ替わりでレッドブルへ昇格。
以降、実力を見せるタイミングを狙っているがやはりなかなか難しく、今でもアルファタウリの2人のドライバーとシート争いをしている。
優しい笑顔を絶やさないことから小柄な印象を受けるが、実際かなりでかい。
アルファタウリ【Scuderia AlphaTauri Honda】
ピエール・ガスリー
ピエール・ガスリー(Pierre Gasly)、23歳。国籍はフランス。
2018年にF1デビュー(フル参戦)を果たし、1年でトップチームのひとつ、レッドブルのシートをゲット。しかしその後調子が上がらず元のアルファタウリへ降格、現在に至る。
フェラーリのルクレールとは親友。
2019年に再び降格して以来、終盤のブラジルGPでハミルトンを抑えP2になったエピソードは未来永劫語り継がれる(はず)。
【画像は2019年ブラジルGP。アルボンの犠牲のもと、下位チームのマシンでP2を奪った。】
F1に来る前は日本のスーパーフォーミュラにいたことから、日本との付き合いも長く、ファンも多い。
ダニール・クビアト
ダニール・クビアト(Daniil Kvyat)、25歳。国籍はロシア。
荒削りで乱暴なドライビングから「魚雷」と呼ばれており、メディアだけでなく他のドライバーからもそう呼ばれる。
F1ではトロロッソとレッドブルを行ったり来たり、F1自体から抜けたり戻ってきたりしている。
かつてレッドブルにいた時代、新人のフェルスタッペンとシート争いの末、降格処分となった経歴を持つ。
いろんな政治的な事情に巻き込まれつつ、シートはしっかり確保できるあたり実力を感じる。
2021シーズンの席を争う同僚たち(ガスリー、アルボン)の中では、なかなか立場が厳しい。がんばれ。
マクラーレン【McLaren F1 Team】
カルロス・サインツ
カルロス・サインツ(Carlos Sainz Jr.)、25歳。国籍はスペイン。
父親はWRCの2度のチャンピオンである、カルロス・サインツ(同姓同名)。
レッドブル系のドライバーであり、マックス・フェルスタッペンの同期。2021シーズンは、ルクレールの相方(セカンド?)としてフェラーリへの加入が決まっている。
同じスペイン人ドライバーであるフェルナンド・アロンソの大ファンであることで知られる。
イラストではほとんど再現できていないが、スペイン顔の超イケメン。
ランド・ノリス
ランド・ノリス(Lando Norris)、20歳。国籍はイギリス。
現F1ドライバーのなかでは最年少。
マクラーレン系列のドライバーとして実績を重ね、今年からF1へ参戦。
リカルドと並ぶ屈指のネタキャラで、ひまさえあればSNSや動画でネタを仕込んでくる。プロゲーマーで、新型コロナによるF1中断期間中はe-sportsでひっぱりだこだった。
自身のチャンネルでもゲームを配信中。
同僚のサインツといつも仲良し。
レーシングポイント【BWT Racing Point F1 Team】
セルジオ・ペレス
セルジオ・ペレス(Sergio Perez)、30歳。国籍はメキシコ。
2011年からF1へ参戦し、中団チームを転々としながら確実に実績を残している。地味だが良いドライバーという印象。
メキシコでの人気は高く、彼の母国GPではペレス(現地での愛称はチェコ)を応援するたくさんのファンに囲まれた。
実績的にはチームのファーストなのだが、チームメイトのストロールがオーナーのご子息なことから、広報面では印象が薄くなりがちなドライバー。
ランス・ストロール
ランス・ストロール(Lance Stroll)、21歳。国籍はカナダ。
チームのオーナーである父親、ローレンス・ストロールは超大富豪。チームやメーカーをバンバン買収することから、彼は「ペイドライバー(金でシートを得ている)」と呼ばれつづけてきた。
2020年はマシン性能が一気に上がり、ドライバーランキング上位に躍り出ている注目の若手ドライバー。
日本人からすると親しみのある顔つき。大学(工学系)ではクラスに一人はいそうな感じ(笑)
ルノー【Renault F1 Team】
ダニエル・リカルド
ダニエル・リカルド(Daniel Riccardo)、30歳。国籍はオーストラリア。
F1屈指の芸人でありムードメーカーで、いつも笑顔とネタをふりまいている。
2018年までのフェルスタッペンの相方。レッドブルとの契約を終了し、2019年からルノーへ移籍。
持ち芸はシューイと呼ばれる、脱ぎたての靴に酒を注いで飲む技。
【画像は2018年モナコGP。王族の御前だろうが関係なくやる。】
エステバン・オコン
エステバン・オコン(Esteban Ocon)、23歳。国籍はフランス。
F1デビュー後の連続完走記録を持っている(情報源はWIKI)、実力派ドライバー。
彼についてはレーススタイルや実績よりも、2018年にフェルスタッペンと喧嘩したことが一躍有名になってしまったため、今では風評被害的な評価を受けている一面も。
【画像は2018年ブラジルGPのレース終了後。レース中のクラッシュの第二ラウンドで裏方でケンカ。】
相方のリカルドにはまだ及ばないが、フェルスタッペンやルクレールとも同年代で将来が期待されるドライバー。
ハース 【Haas F1 Team】
ロマン・グロージャン
ロマン・グロージャン(Romain Grosjean)、33歳。国籍はフランス。
F1界ではベテランだが、未だ落ち着きはない破天荒な運転が魅力(?)。
高いクラッシュ率から、ドライバーの間では同僚のマグヌッセンと並んで「危険人物」と評価されているらしい。
趣味は料理。F1浪人中にはシェフへの転向も考えていたという意外な一面も。
2018年に自爆クラッシュをした際、無線で「エリクソンのせい」と発言したことが大きな話題を呼んだ。(のちに、自分が間違っていたと謝っている)
ハース の日本人エンジニア小松礼雄さんと長く組んでいることから、日本での知名度も高い。
ケビン・マグヌッセン
ケビン・マグヌッセン(Kevin Magnussen)、27歳。国籍はデンマーク。
2014年にF1デビューすると同時にP2を獲得した実力派ドライバー。
しかしドライビングは荒っぽく果敢すぎることから、リタイア率も高く評価は割れている。
他のドライバーとぶつかるだけでは飽き足らず、チーム内で揉めていることも。
ハースはこのマグヌッセングロージャンというワイルドなコンビで長く続いている。
アルファロメオ【Alfa Romeo Racing Orlen】
キミ・ライコネン
キミ・ライコネン(Kimi Raikkonen)、40歳。国籍はフィンランド。
若い頃からイケメンで有名で、オヤジになっても未だ人気は衰えず。
今では最年長F1ドライバーとなった。
クールで寡黙とおもいきや、酒を飲むと一変するネタキャラ。
辛いことがあったら酒で忘れ、辛いことがなくても酒で忘れる。
ベッテルが唯一の友達と言われている。
インタビューではいつもカメラに向かって皮肉を言っている。
アントニオ・ジョビナッツィ
アントニオ・ジョビナッツィ(Antonio Giovinazzi)、26歳。国籍はイタリア。
フェラーリ系列のドライバーで、2017年にザウバーからF1デビュー。イタリア人ドライバーとして期待されている。
F1以前はGP2におり、ピエール・ガスリーと優勝の座を争う関係にあった。
アルファロメオも2年目になるが、カメラがいつもライコネンやテストドライバーについたクビサに持っていかれてしまう、不遇なドライバー。
ウィリアムズ【Williams Racing】
※Rokitはスポンサーから外れました。ドライバースーツのイラストはその前のものになります。
ジョージ・ラッセル
ジョージ・ラッセル(George Russell)、22歳。国籍はイギリス。
精悍でまっすぐな印象を持つ、メルセデス系列のドライバー。
2020年の新型コロナによるF1中断期間にはe-sportのF1レースで優勝。ノリスやルクレールを抑え、シミュレータでの実力は一番であることを示した。
2019年アゼルバイジャンGPでは、ベッテルが踏んで浮いたマンホールにぶち当たりクラッシュ、さらにマシンを釣ったクレーンが橋にぶつかり油が漏れ、車が油まみれになるというフルコンボ記録を持つ。
ウィリアムズのマシンの改善とともに徐々に順位をあげてきており、2020年の入賞ポイントに期待。
ニコラス・ラティフィ
ニコラス・ラティフィ(Nicholas Latifi)、22歳。国籍はカナダ、イラン系ドライバー。
2019年のF2で2位を記録、2020年からF1デビューした。
2020シーズン初戦では、多くのドライバーが完走仕切れずリタイアする中、P13で完走。
以降もラッセルに続き予選Q2進出を果たすなど順調な成績を残している。
番外編
フェルナンド・アロンソ
フェルナンド・アロンソ(Fernando Alonso)、38歳。国籍はスペイン。
2001年にF1デビューをしたベテランドライバーで、2度のチャンピオンを経験している。
2018年にF1引退を発表。華々しいパレード・ランを最後にF1を去った。
【画像は2018年最後のアブダビGP、チェッカー後のパレードラン。自身は入賞できなかったが、ハミルトン・ベッテルとともにドーナツスピンをキメた思い出のレースとなった。】
引退後の2019年には早速F1現地に通い詰め、マクラーレンのテストドライビングを走行したりと、F1に未練たらたらな様子を見せる。
2021年から、再びF1ルノーでの契約をゲットした。
かつてマクラーレン・ホンダ(2016年〜)ドライバーだった頃、相次ぐエンジンの不具合に文句たらたらだったことが、今でもホンダとの確執になっている。
彼自身は日本が大好きで、日本にも古くからのアロンソファンは多い。
[dazn2]